【現役視能訓練士が語る】「弱視」の早期発見の重要性と治療用めがねが担う役割

【現役視能訓練士が語る】「弱視」の早期発見の重要性と治療用めがねが担う役割

みるみるプロジェクト様からのご寄稿

 

「一般社団法人みるみるプロジェクト」さんをご存知でしょうか?

こどもの「みる力」を中心に消費者、眼科、眼鏡店への発信活動や、

目の母子手帳ともいえる「みるみる手帳」の発行を行っていらっしゃいます。

そんなみるみるプロジェクト様より、この度ブログ記事のご寄稿をいただきました。

眼科の現場にて臨床経験のある視能訓練士様より、弱視の早期発見の重要性、

治療用のこどもめがねについて、コメントをいただいております。

 

早期発見と治療用めがね ~小児眼科の現場から~

 

こんにちは、視能訓練士の平良美津子です。

小児眼科で多くのお子様の検査や訓練を担当させていただいています。

お子様の「みる力」やこどもめがねについて、

小児眼科の立場から少しずつ皆さまにお伝えしていきたいと思います。

 

早期発見/早期治療は素晴らしい

 

弱視や斜視の治療は、早いお子様で0歳から開始するケースもあります。

治療にはメガネが欠かせません。これは乳児も同様です。

 

画像)みるみる手帳第4版より

 

子どもの眼は生まれてから発達を続け、1歳頃には視力は0.3程度、この時期に眼の機能が急速に発達します。

3~5歳前後で視力は0.8 ~ 1.0程度になり、大まかな立体視を獲得できるようになります。

6~8歳頃になると大人と同程度の立体視が獲得でき、視機能の発達がほぼ完成します。

 

参考)こどもめがね.com こどもの視力 https://www.xn--28j1b1d2h9fse.com/eyesight/

参考)みるみるネット 子どもの眼の発達 https://mirumirunet.com/kids-eyes/index.html#growth-eyes

 

ときどき、「こんな乳児の頃からメガネを…」と嘆かれる保護者さまもいらっしゃいますが、

このように早い段階で発見できたこと、治療開始できることは実はとっても素晴らしいことなんです。

 

 

保護者さまには、決して治療用メガネをネガティブにとらえず、みる力を育んでいく素敵なツールである

ことをご理解いただき、前向きに楽しく一緒に取り組んでいただきたいと思います。

 

乳幼児とめがね

 

さすがに0歳や1歳でメガネの使い方をしっかり覚えようね!というのは難しいですよね(^-^;

まだ歩行もままならない時期ですから…ベッドやお布団で寝ころびながらかけられるメガネが求められますね。

 

トマトグラッシーズは、このような乳幼児にも安心で安全とお薦めできるこどもめがねフレームとして

とてもよく知られ評価されているフレームです。

このシリーズはフレームが樹脂でできていて軽量です。

素材として採用されているグリルアミドTR-90は、医療用のカテーテルや哺乳瓶など安全性が求められる商品に使用され、日本食品衛生法にも合格している優れもの。

とても柔らかく弾力性に優れています。

鼻あての部分も柔らかく、たとえ寝っ転がってもメガネでケガをする…ということは考えにくいですね。

メガネにもサイズがあるのですが、ベビー用の35mmサイズというのはなかなかないです。

凄いなぁと思います。

 

 

私たち眼科医療従事者にもよく知られた存在で、視能矯正学会などにも出展し高い評価を得ています。

おそらく視能訓練士の大半はご存じではないでしょうか?

私も0~3歳ぐらいの乳幼児の保護者様には特にお薦めしています。

 

全国で多くのメガネ専門店さんが取り扱っている点も、メガネ処方する眼科側としてありがたいです。

 

治療を楽しく前向きに!

 

保護者の皆さま。

0歳や1歳で弱視と診断されメガネが必要と言われ、驚いた/ショックだった/母親のわたしが悪いのでは/何が原因なんだろう…様々な想いが去来されると存じます。

お気持ちお察しいたします。

ですが私たちはこの治療、とても素晴らしいものだと思っています。

めがねを通じて、この世界の美しさをたくさん見せてあげましょう。

大好きなママやパパのお顔をたくさん見せてあげましょう。

春には花が咲き、夏には雲が湧きたち、秋には紅葉がゆらゆらと揺れ、冬には吐く息が白く見える…

世界は美しさに満ち溢れています。

心豊かに成長するために、大切なめがねです。

みんなで応援します。きっと心豊かで素敵に成長してくれますよ。

 

 

◯平良美津子 PROFILE

 

北九州市出身/大分視能訓練士専門学校卒業。北九州市立若松病院などで勤務後、1年間トラックドライバー。医療法人大里眼科クリニック(北九州市門司区)勤務、師と仰ぐ辰巳貞子先生のもとで小児眼科を学ぶ。福岡市立こども病院眼科を経て、一般社団法人みるみるプロジェクトを有志らと共に設立。検査/訓練に立ち会った患児はのべ1万5千人以上。現在複数の眼科クリニックで勤務。後進の視能訓練士育成/異業種交流(弱視就学支援・eスポーツ研究等)/弱視早期発見活動に積極的に関わる。日本視能訓練士協会会員/日本弱視斜視学会会員/一般社団法人みるみるプロジェクト参与/福岡eスポーツリサーチコンソーシアム参画会員。みるみるプロジェクト https://mirumirunet.com/