こどもも「疲れ目」になる時代?疲れてしまうメカニズムと対処法

こどもも「疲れ目」になる時代?疲れてしまうメカニズムと対処法

◯近くをみる「近業」が多い時代

 

このブログをご覧になっている方の中にも、疲れ目でお悩みの方はいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、

 

①こどもの目を取り巻く環境

②そもそもなぜ目が疲れるのか?

③目のケアについて、専門家のご意見

 

以上の3つをご紹介していきます。

読み終えていただき、目のケアに取り組み少しでも目が楽になればと願っております。

①こどもの目を取り巻く環境

 

コロナ禍でスマートフォンによる動画等の視聴や、学習機会へのタブレットの活用場面の増加もあり、

大人だけではなく、こどもの目を取り巻く「近業」(近くを見る作業)の

増加が社会課題として存在しているのではないでしょうか。

 

2022年7月に厚生労働省より発表されました、「令和3年度学校保健統計(速報値)」によりますと、

中学生の裸眼視力1.0未満の割合は、60.28%と過去最多となりました。

(数値参照:https://www.mext.go.jp/content/20221125-mxt_chousa01-000023558.pdf )

 

②そもそも、なぜ目が疲れるのか?

 

近くをみる作業が多いと、なぜ眼が疲れるのか?のメカニズムですが、実は人間の眼は、遠くを見ている(遠くにピントが合っている)のが自然な状態なのです。

近くを見るときには、毛様筋帯(眼の中にある筋肉)が働いて、水晶体(光を屈折させるレンズ)の厚みを調節してピント合わせを行っているのです。

眼精疲労は長い時間、近くをみることによって、眼の緊張状態が長く続くことによって引き起こされるといわれています。

③目のケアについて、専門家のご意見

 

実は、「眼精疲労」と「視力の悪化」に明確な相関関係やエビデンス(学術的根拠)があるわけではございません。

しかしながら、こういった状況からも一昔前に比べておこさまの眼は過酷な状況にさらされていると感じていただいけるのではないかと思います。

以下、専門家であります慶応義塾大学医学部眼科学教室の四倉絵里沙先生より、昨今のこどもの眼を取り巻く環境、眼のケアについてのコメントを頂戴しております。


- 現在、文部科学省はGIGAスクール構想の実現に向け、小学生に対し1人1台端末環境の整備を提唱しています。

これにより学習活動の充実が期待される一方で、子どもたちのパソコンやタブレット端末の利用時間増加による影響が懸念されます。

実際に、令和3年度の青少年のインターネット利用環境実態調査結果から、小学校高学年の1日あたりの平均インターネット利用時間は約3時間30分と、

前年度より増加していることが報告されています(青少年のインターネット利用環境実態調査 – 内閣府 )。

 

パソコンやタブレット端末、スマートフォンなどのデジタル画面を見る作業を、Visual Display Terminals(VDT)作業といいます。

VDT作業により身体的・精神的な不調を訴えることをVDT症候群と呼び、主に目の疲れ、痛み、乾き、視力低下などの目の症状、

肩こり・首の痛み・痺れなどの目以外の身体の症状、いらいら・不眠・憂鬱な気分などの精神的な症状があります。

VDT症候群は大人で認められる印象ですが、実は子どもでも目の疲れ、肩こり、頭痛などVDTに関連する症状を訴える割合が増えています。

 

日本眼科学会は、子どもの目の健康を守るために、デジタル画面を見るときは下のことに注意するように呼び掛けています。

 

・姿勢を正して、画面から目を30cm以上離す

 ・30分に1回は、20秒以上遠くを見て、目を休める

 ・目が乾かないように、よくパチパチとまばたきをする

 ・休み時間は目を休めて、明るい屋外でからだを動かす

 ・寝る2時間前からは、画面を見ないようにする

 

このような生活習慣の改善はとても大切ですが、それ以外に目の疲れや乾きに対し、目の周りを冷やしたり温めてあげたりすることが有効であることがわかっています。

目を酷使すると目が熱を持ったような重たい感じになったり、白目が充血したりすることがありますが、その場合は目の周りを冷やしてクールダウンさせてあげるとよいでしょう。

また、まぶたには、涙の蒸発を防ぐための脂を出す分泌腺(マイボーム腺)が存在していますが、目の周りを温めることでマイボーム腺からの脂の分泌を促し、涙の過度な蒸発を防ぐとともに涙の質も高め、ドライアイが改善することがわかっています。

さらに、湿熱加温を行うことで、眼精疲労に関する自覚症状の改善や、副交感神経を優位にさせリラクセーション効果が得られることも報告されていますので、目の状態や症状に応じて、温冷を適宜選択するとよいでしょう。

 

このように、GIGAスクール構想やコロナ禍によるオンライン授業の増加などに伴い、子どものVDT時間は増加傾向にあります。

現代社会において必須なスキルではありますが、保護者の方々は子どもの心身の健康を守るために、今回ご紹介したようなVDTと上手に付き合う方法を常に心掛けて頂くとよいと思います。

 


 

お湯で濡らしたタオルをあてて目を温めたり、保冷剤を活用することで冷やしたりすることも可能ですが、弊社では専用ケア製品を発売予定です。

また発売時期が決まりましたら、情報を発信していきますね。